会社情報

社長挨拶

当社グループは、「医療に貢献する」を企業理念として、経営資源を医療分野に集中させることにより、医療機器の開発・製造・輸入・販売を通して、日本だけでなく世界の医療マーケットに真に価値ある医療機器を提供していくことを経営の基本方針としております。この基本方針が、医療に携わる企業としての使命であると同時に、あらゆるステークホルダーの皆様の期待にお応えする最良の道であると考えております。

当社グループを取り巻く環境は、国内の整形外科材料市場において実施された特定保険材料の償還価格の引き下げの影響と競合会社との競争激化により、引き続き厳しい状況が続いておりますが、一方で、国内における65歳以上の老齢人口が2040年代まで増加し続けると予想され、整形外科関連市場は中長期的な拡大が見込まれます。こうした環境の中、当社では、中期経営計画に基づき、市場及び顧客ニーズに合致した製品の投入や高付加価値製品の投入、将来を見据えた自社製品開発への注力により医療に貢献していくと共に、効率的な営業体制及び物流体制の構築、海外事業の拡大等により、収益に重点を置いた経営への転換を進めております。また、財務面では、たな卸資産及び医療工具の回転数を高め資産の効率化を図ると共に有利子負債の削減を進めてまいりました。

骨接合材料分野においては、前年実績を下回る厳しい状況が続いておりますが、同分野で最も成長性の高い大腿骨近位部骨折用髄内釘市場で新製品「OMフェモラルネイル」の販売が順調に拡大しており、また、今期からナカシマメディカル社の製品販売を開始しております。人工関節分野では、北米市場において連結子会社Ortho Development Corporation(以下ODEV社)の売上が大幅に伸張しました。脊椎固定器具分野につきましては、国内市場においてジンマー社製品売上が堅調に推移しました。財務面では、たな卸資産及び医療工具並びに有利子負債を大幅に削減し、財務体質の強化を果たしつつあります。

中期経営計画で重要施策として注力してきた自社製品の開発及び市場導入は順調に進捗しております。既に一部の新製品は国内で販売を開始することができ、また、今後多くの自社開発新製品の国内市場投入を計画しています。

伊藤忠商事グループとの業務提携に関しては、アジア諸国を主とした海外事業の開拓を協力して進めております。今後は、新製品の開発及び市場導入を加速させると共に、既存の販売提携先との連携を深め、グローバル展開を促進することにより業績を反転拡大させ、日本及び世界の医療に貢献してまいりたいと考えております。

現在の当社グループは将来の発展に向けた転換点に立っていると認識しております。これまでの骨接合材料を中心とした事業から、人工関節や脊椎固定器具等より幅広い領域への展開にシフトし、それらの製品を自社で開発・製造しつつ、海外市場をターゲットとする事業拡大を推進していきます。多くのステークホルダーの皆様のご期待に応えられる魅力ある日本エム・ディ・エムを実現すべく努力してまいります。今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長 大川 正男