社長挨拶
株主の皆様には、ご清栄のこととお慶び申し上げます。
当社グループは、「医療に貢献する」を企業ポリシーとして、経営資源を医療分野に集中させることにより、輸入及び製造・販売会社という独自のスタンスで、真に価値ある医療器具・機器を日本にだけでなく世界の医療マーケットを対象として提供していくことを経営の基本方針としております。この基本方針が、医療に携わる企業としての使命であると同時に、株主の皆様をはじめとするあらゆるステークホルダーの皆様の期待にお応えする最良の道であると考えております。
当社グループを取り巻く環境は、国内の整形外科材料市場において実施された償還価格の引き下げの影響と競合会社との競争激化により、引き続き厳しい状況にあります。こうした厳しい環境の中、当社では、前々期より展開している事業再構築計画に基づき低コスト経営体質への転換を進めてまいりました。効率的な営業及び物流体制の構築を進め、また、たな卸資産及び医療工具の回転数を高め資産の効率化を図ると共に有利子負債の削減を進めてまいりました。
骨接合材料分野においては、前期実績を下回る厳しい状況が続いておりますが、人工関節分野は堅調に伸張し、国内市場において日本メディカルマテリアル株式会社の製品が引き続き順調に推移し、北米市場においては、連結子会社OrthoDevelopmentCorporation社(以下ODEV社)の売上が大幅に伸張いたしました。脊椎固定器具分野につきましては、Zimmer Spine社(旧Abbott Spine社)の製品が前期に大幅に伸張した分、当期は前期比で実績を下回りましたが、総じて堅調に推移しました。
伊藤忠商事株式会社との資本業務提携について、その後、同社グループ2社と包括業務提携を結び、多方面から検討を行ってきており、一定の経費削減効果が出始めております。今後は、当該2社との提携の趣旨である事業の発展を促進するための諸施策を着実に進めてまいります。
当社は、昨年12月26日にジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社メディカルカンパニーから現行の独占販売代理店基本契約を解除する通知を受領し、本年12月末で同契約の解除が決定しましたが、同社と同社製商品の取り組みに関して、現在同商品をお使い頂いている病院・医師・患者様にとって供給面及び安全面で問題が生じないように、協議を重ねてまいりました。これらの協議の結果、来年1月1日以降の同社の骨接合材料製品の販売に関して新たな契約を締結いたしました。本契約の締結は、当社の将来に多大な利益をもたらし、当社の事業の発展に大きく貢献すると考えております。
株主の皆様のご期待に応えられる魅力ある日本エム・ディ・エムを実現すべく努力してまいります。株主の皆様におかれましては、今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
代表取締役社長 大川 正男